すべての傷つきやすい若者のために。

福島から避難していた中学生が同級生からおごりを強要されるといういじめが明らかになりました。 明らかな弱いものいじめですね。

この出来事を受けて、私も思い出すことがあります。中学生の時、うちの学校は給食が無くお弁当持参でした。しかし親が共働きだったため朝の余裕がなく、母がお弁当を作れずパンを買うことが多かったのです。するとある同級生が一言。「◯◯ちゃん(私のこと)のお母さん、お弁当作ってくれないの?いつもパンだよね」と薄ら笑いを浮かべながら意地悪く言ったのです。

当時私は弱くておとなしく、言い返すことが出来ずにただ心が傷つきました。自分を悪く言われるならまだしも、親の悪口なんて言われたくないのですよね。

弱い人に対して傷つけたり、強気に出るという人間は残念ながら存在します。もしいじめを受ける人がいたらそれを思い出して下さい。しかし、意地悪な人間から傷つけられた事がある人というのも無数にいます。いじめられた経験がある人は決して少なくないのです。つまりあなたは一人ではないのです。どうか自信を喪失しないで下さい。

私は大人になってから意地悪だった同級生たちに会うことがありましたが、みんな本人的に満足な暮らしを送っていないようでくすぶっていました。そして今でも誰かを羨み、妬み、意地悪を言っていました。大概の場合いじめっ子は心が満たされていない哀れな人間です。私の周りの意地悪な子も年の離れた妹や弟がいて親の愛情不足だったり、家の経済にゆとりが無い子だったようです。

いじめっ子は改心しない限り幸せになることはないと断言します。罰が当たるものだと思うことが多々あります。

もしいじめられても、安易に自殺などに逃げないで下さい。いつか平穏に過ごせる時がやってきます。私も意地悪な同級生のいる学校を卒業したら、安心感のある暮らしが送れるようになりました。

いじめられた場合の対策として、まずは自分を客観的に見て、自分も悪いと思うところがあれば正しましょう。もし自分に悪いことは一切ないと思ったら堂々としていればよいと思います。

そして、本当に自分を守れるのは自分しかいないという自覚を持って下さい。大人たちを頼るのも限度があります。強くなりましょう。心を強く持ちましょう。

中学生の頃の私は親が働いているからお弁当を作れないということをきちんと説明出来ませんでした。自分の言葉でハッキリと言い返し、気にしないようにすれば傷は浅く済んだかも知れないと思います。

どうしても、いじめが止まらない場合、学校を休んだり転校したりして自分の身を守るのもアリです。そして、趣味に没頭したり、信頼できる友人や家族と過ごしたりして自分を癒してください。

どうか、全国のいじめられっ子が負けないように。いじめられる暮らしから脱却できるように。アラフォーのおばさんは祈っています。