定年後を見据えた50代からの起業のお勧め

長年勤めた会社を早期退職して、念願の会社を設立しました。
52歳の事でした。

会社を設立するのは難しいことだとお思いの方も多いと思いますが、そんなことはありません。
極端な言い方をすれば、会社を作ること自体はとても簡単です。
難しいのは、維持発展させる事です。

つまりどんな事業計画を描くかということが最も重要な事と言えます。
もしも、ご自身で何かの事業をやってみたいとお思いの方は、様々な環境についてをよく検討した上で、チャレンジされることをお勧めします。

その最大の理由は、自分がやりたい事を存分にできるからです。
現在法人の設立は株式会社の設立に原則限られます。
つまり、資本金を用意して株式会社を法人登記するという事です。
簡単に言うと、ただそれだけで株式会社は設立できてしまいます。
資本金の額もゼロ円から可能です。
一昔前には最低資本金が決められていましたが、今はその制限がありません。
ですから、資本金がゼロでも株式会社の設立は可能です。

とはいえ、法人登記するだけでも費用はかかりますし、ペーパーカンパニーを設立しても実際の事業を始めるにはお金がかかるのですから、資本金ゼロで株式会社を設立するというのは現実的にはあり得ません。

この事は、少ない資本金であっても株式会社は設立できるという、資本金の大小で設立が不可能という条件は無いと理解する程度に認識するといいと思います。

次に実際に手続きですが、株式会社の設立には最低限のプロセスが必要となります。
先ずは起業する会社が何の目的に何の事業を行うのかとまとめた定款を作る必要があります。
定款が出来上がると、公証役場に作成した定款を持参して認証を受けます。
認証された定款と株式会社設立の申込書を所在する地域の法務局に登記を申請します。簡単に言えばこれだけです。

司法書士さんに定款の作成から申請まで依頼する方が多い様ですが、私の場合は定款の作成から法務局への申請まで全部一人で行いました。
それ位簡単な作業です。

定款や申請書のひな型などは、現在ではWEBで検索すれば無料でダウンロードが可能ですから、ご自身の会社の趣旨、目的や現実的な条件を記載すれば、難しい事ではありません。

法務局に申請すると1~2週間程度で登記が完了します。
これで晴れて株式会社が設立されて、社長業のスタートになります。

株式会社の設立そのものは以上の様に簡単な手続きですが、問題は、その会社の事業を継続し発展させ続ける事です。
そのためには、どんな事業をどんな方法で行い利益を上げるのかという事業計画が最も大事な点になります。
社長になって何かの事業をしてみたいとお思いの皆さん、是非一歩踏み出してみましょう。
ご自身の夢の実現には、チャレンジする以外にありません。

ちなみに私の友人は下記の代行会社に依頼して日本にいながらにしてアメリカ法人をしました。
それはそれでメリットはあるようです。