照明として街の安全を守る看板

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「看板ってこんなに明るかったんだ」311後の節電時、看板の照明が消え、暗くなった街から感じる人は多かったと思います。
すべての看板が光を消した街での生活を経験したことが無い人は多く、311後に初めてこのような経験をし て、驚かれた方は非常に多いのではないでしょうか。
看板というと、何かしらの意味を表すシグナルであると考える人が多数であると思います。
工事や渋滞などといった道路事情にかんするものから、お店やレジャー施設がその存在を寄り多くの人に示すための手段、そのように考えられているのではないでしょうか。

しかし、近年 看板は、このような何かのシグナルとしての機能の他にも照明としての機能も備えられています。
電光掲示板や、スクリーン状になっていて、動画を映し出す看板のみならず、板の看板を上から照明で照らすだけでも、明るい看板が増えました。
このようなことから、看板が多く存在する地域は、安全度の高い地域であるように私は考えています。

その理由の一点目は、看板が設置される場所にあります。
看板が設置される場所は、人通りが多いところが大半です 。
言うまでもなく、看板は大勢の人から見られないと意味がないものだからです。
若干、鶏が先か、卵が先かの理論に近い部分もありますが、看板がある場所はは人通りが多い場所です。

二点目に、冒頭で触れた通り看板の持つ明るさがあげられます。
看板が持つ明るさのおかげで、夜道でもすれ違う歩行者がお互いの顔をはっきりと認識できるようになります。
確かにこのような看板が我々の生活を妨げることもあります。
不必要に明るい夜は、睡眠不足の人を増やしたり、深夜の騒音の原因にもなるからです。
しかし同時に、明るい看板が街の治安を守ることに貢献していることも事実です。
このことから、看板が持つ長所や短所をよく考察していきながら、看板を上手く活用することは、安全な街づくりにもつながっていくと私は考えます。

町にはコンビニより多いと言われている歯医者の看板もたくさんありますが、廃業することも多いようです。
明るい看板が街の治安を守ることに少し心配なこともあるのは確かですね。