映画特集が子育てにもたらした効果
先日、子供と一緒にテレビの映画特集を見ていました。
出産前までは映画を観に行くことが多かったです。
最後に映画館へ行ったのは、もう何年前になるだろう。
久しぶりに行きたい気持ちはあるけど、小さい子供がいるとなかなかむずかしいです。
そんなことをぼんやり考えていた私の腕に、子供が飛び込んで来ました。
ホラー映画の紹介が始まって、恐い顔の人がたくさん画面に出てきたのです。
邦画のお化けも恐いけど、洋画のお化けってインパクトが強いですよね。
なんというか、邦画のお化けの方が少し控えめな要素を持っている気がします。
その時出ていたのは洋画の、インパクトが強い感じのお化けでした。
「この人たちは何?!」と聞く子供の顔は怯えきっています。
「あんまりママの言うことを聞かなかったり、悪いことばかりしているとこういうのが家に来るんだよ」と答えてみました。
すると子供はボロボロと涙をこぼして、絶望的な表情をしていました。
ここ数日の間にワガママを言った自分を思い出して後悔している様子です。
泣きながら「どうしよう!どうしよう!」という姿が、なんだかかわいく感じられました。
「これからはあんまりワガママ言わないようにする?」と聞いて了解を得ました。
そこで「じゃあお化けが来た時に、この子はこれから良い子になるので帰って下さいってお願いしてあげるね」と約束したのです。
子供の涙がようやく止まり、笑顔を見せてくれました。
子供の信じる力ってすごいですね。
その日からきちんと私の指示を聞いてくれるようになったんですよ。
もちろんすべてではないけど、とても助かっています。
なんとなく見ていたテレビの映画特集でしたが、私の生活を明らかに良い方向へ変えてくれました。
子供のワガママに手こずっているママ友がいたら、是非教えてあげたいと思います。
でもあんなに泣いて、ちょっとかわいそうだったかな。
あのあとから続いている従順な感じが、少しでも長く続くことを願います。